ひでひこプレス Vol.07

<川口工業総合病院>

私がはじめて市議会議員に当選させていただきました12年前、最初にとりくんだ課題が川口工業総合病院(以下:工業病院)の建て替えでした。当時、すでに建物の老朽化は進んでおり、市民病院(当時本町)が医療センターとして現在の場所(西新井宿)に移転したこともあり、川口市の南部に総合病院を確保することは急務と考え、調査からはじめました。
いくつかある問題点の中で一番大きな課題は、想像していたとおり高額な建設資金でありました。工業病院の運営母体である川口工業健康保険組合(以下:健保組合)では健保組合を構成する地場産業の鋳物・機械産業の衰退により、健保組合も自力での建て替え事業の推進を断念せざるをえない状況でした。私も市議会において、たびたび工業病院の建て替えに関する川口市の方針について質問をしてまいりました。このような経緯の経て健保組合では病院を組合から切り離し、他団体に経営を委譲することによって病院新築をはかることとなりました。経営の委譲先は㈱麻生を主体として設立する新しい医療法人で、今秋に経営移行を予定しているとのことです。市民の皆様が一番関心のある新病院における医療サービスにおいては今まで同様に外来・入院・救急医療を今と同じ医師・看護士の手によって継続していく予定です。市民の皆様、また私にとっても大変喜ばしいことであります。


<身近な文化財・歴史資産のご紹介>

本年の1月に川口市が発行した「我がまち川口・再発見~天気の良い日は川口散歩~」を片手に幸栄・中央地区を散歩してみました。錫丈寺や川口神社・金山神社は皆様もご存知かと思いますが。普段は気がつかない街角や道端などに貴重な文化財や歴史資産が点在していることを知りました。今後、おりにふれ「ひでひこプレス」等でご紹介させていただきます。今回は、次の二箇所です。
(凱旋橋跡)
凱旋橋とは明治39年(1906)に、日露戦争従軍兵士と戦死者を讃えて架けられた石橋の名称です。現在は埋没している川口用水に架けられ、石柱は現在も錫杖寺(本町)前にその姿をとどめています。日露戦争に川口町(当時)から出征従軍された兵士の数は74名であり戦没者は3名であったとの記録が残っています。また、凱旋橋建設由来と出征兵士の名を刻んだ「凱旋橋の碑」を建立し、現在は川口神社(金山町)に祀られています。
(川口町道路元標)
旧道路法では、道路の起終点を示す道路元標は各市町村に一個ずつ設置することとされていました。ほとんどは市町村役場前か市町村を代表する主要な道路同士の交差点に設置されたものです。川口町の道路元標が現存する場所は、現在の本町通り、本一商店会入口緑地の一角に記念碑とともに設置されております。

<JR川口駅東口旧丸井裏用地の利用について>

 平成19年度9月の議会でも質問させていだだきました「川口駅東口の再開発」について私の考えを皆様にお伝えさせていただきます。ひでひこプレスvol.5に「川口駅周辺の再開発事業はもう終わり」の表題でご紹介させていただきましたが、本号では、今後の川口駅周辺開発の展望を皆様に提案させていただきます。前号のとおり、川口駅東口の旧丸井裏用地は、今日まで土地利用の検討はなされてきたとのことではありますが、未だに問題解決の糸口さえみえてきません。丸井裏用地は川口駅東口に隣接した本市の都市整備計画の中核として最後に残された貴重な空間です。敷地面積は約2千坪で、南側はJR川口駅舎に接し、西側は線路と約百メートルにわたって接している南北に細長い土地です。現在は川口市が暫定的に更地のまま、駐輪場と駐車場として運営・管理しています。しかしながら、取得後10年以上経過していることから早期に土地利用を図ることが望まれています。そこで、周辺地域の問題点をいくつかあげ、関連づけながら説明させていただきます。
 第一点として安全の面から緊急性が高い問題として栄町公民館の建て替えです。その歴史は昭和35年にまで遡ります。旧川口警察署跡に日本住宅公団施設を建設するあたり、当時の中央公民館から分離し、公団施設の一部に新設開館されたものです。しかし現在は築48年を経過し、施設は老朽化し、狭隘となっております。当然のことながら現在の建築基準法における耐震基準は満たされておらず、補強、もしくは建て替えが必要な建物と認識されております。
 第二点として幸町小学校と幸町公団住宅の建て替えです。両建物も老朽化が進み、栄町公民館と同様に、耐震補強工事が必要な建物として認識されています。幸町公団住宅を旧丸井裏用地へ移転し、幸町公団跡地に幸町小学校校舎を新築すれば児童の学校生活にあたえる悪影響も最小限にとどめることができます。
 第三点として築48年が経過した市庁舎の耐震補強工事費用です。概算では50億かかるとのことです。老朽化した市庁舎に補強工事費用として50億もの税金を投入することが最善の方法とは考えられません。
 以上の三点と、旧丸井裏用地の有効活用とを関連づけてみると・・・。栄町公民館と幸町公団、さらに川口市庁舎の旧丸井裏用地への移転がすべての問題解決の糸口になるのではないでしょうか。また、その施設での地元市民の雇用創出にもつながるのではないでしょうか。皆様のお知恵をかりながら、早期の有効利用を目指して頑張ります。

カテゴリー: ひでひこプレス タグ: パーマリンク